2017/9/1 DAY198
【ゴゾ島へ行くはずだった日】人生の中でも最も悲しい日の一つになりました
タイトルの通りです。
本日のブログは、旅ブログではありません。
最愛のウサギのゆずちゃんが旅だった日のことです。。
1.心ここにあらずの状態でゴゾ島へ向かう
2.ゆずの旅立ち
3.放心状態
1.心ここにあらずの状態でゴゾ島へ向かう
朝、9時半頃起床。
昨日は気が気でなく、寝たような寝てないようなという状態でした。
ゆずの容態ばかりが気になります・・
三重の実家にメール。
なかなか返信がなく、何をするにも集中できません・・
気になって仕方がないけど、ずっと何日もぼーっとするわけにもいかないので、「とりあえず今日は予定通りゴゾ島に行こう」、ということになりました。
あるもので朝ご飯を食べて、、
準備してバス停まで向かいます。
バスでフェリー乗り場までは50分とのこと。
バス 二人で€8(=約¥1040)
なんだかあっという間にフェリー乗り場の到着。
フェリーは往復二人で€9.3(=約¥1209)
さっそく乗船券を購入して、乗り込みます。
2.ゆずの旅立ち
フェリーにはありがたいことにフリーWi-Fiがありました!!!
すかさずつないで、、、、、
、、、実家から返信がきていました!
日本時間の本日の明け方(こちらの昨夜の深夜)に私たちとテレビ電話をしたことで、「私たちの声を聴いたのか、少し動きが出てきた」とのこと。
でも、相変わらず飲まず食わず・・
苦しそうに上を向いているし、物陰にいたり、元気だったら普段歩かないフローリングにいたりする・・
普段の動きとは少し違う・・
とにかくしんどそう・・
・・ゆずちゃん、辛いんだね・・
12:30頃、すぐにテレビ電話をつなぐ。
Wi-Fiが弱く、画質はとても荒かったけど、
「ゆず~~ゆずちゃん~~!しんどいなあ・・ごはん食べないの~~」
って色々話しかける。。
伏せして全く動かずに体に布をかけてもらっていたゆずが、私たちの声を聴いて、『スクッ!』と立ち上がってくれる。。
もうそんな力あまり残ってないだろうに・・
明らかに私たちの声を聴いているように、大きな耳をこちらに向けてくれている。。!
実家の母も「ゆず、あんたらの声聞いとるに」って。
ずっと耳をこちらに向けてくれているので、2~3分話しかけ続ける。
飲まず食わずのゆず。。
母がゆずの鼻に水をつけても全く舐めないらしい・・
・・そんな話をしているとき、急にゆずの体が不自然な動き。。
大きく『ビクッ』とする。。
「えっ!?えっ!??ちょっと変じゃない!??」って言ってたら、
急にフラッと横に倒れた・・
母が「危ない・・!!」と叫んでから、、
・・
・・・
・・・・
すごく嫌な予感がして、「そうじゃない」と思い込みたいけど、この不自然すぎる動きに「そうなんだろうな・・」という気持ちがじわじわ支配してくる。
母「え・・?どうしよう?・・・あ、、息してない・・」
この辺の声が聞き取りづらく、慌てて場所を変える。
私は画面の中の様子を1つでもしっかり見ようとするも、もう涙でよく見えない。
横に倒れて全く動かなくなってしまったゆず。
こんな風に横に倒れることなんて、普段絶対しない。
そうなんだ・・
ゆず、旅立ってしまったんだ・・
かわいい大きな瞳を開けたまま、私たちの声を聞いて安心したのかな。
幸せな気持ちに包まれてくれたかな・・
本当に信じられない衝撃的な出来事だけど・・
私たちの最愛のゆずは、遠く離れたヨーロッパにいる私たちの声を聞きながら旅立ちました。
いつも「ゆず」って呼んでも気が向いた時しか寄ってきてくれなかったのに、一緒に6年弱一緒に過ごした声を待っていてくれた。
ゆずが一番辛いときにそばにいてあげられなくて、
旅の途中、何度自責の念に駆られたかわからないけど、、
こうやって離れていても私たちが見ている中で旅立ってくれたのは、ゆずからの最高のギフトだと思っています。
なんて優しい子でしょうか・・
そんなこんなで辛く悲しい気持ちを全く処理しきれないまま、ゴゾ島に到着しました。
3.放心状態
ゴゾ島のフェリー乗り場のベンチに座り、しばらく放心状態。
辛い、悲しい、寂しい、ゆずが旅立ってしまった・・
という気持ちだけが漂っています。
2人とも意見は一致し、、
観光する気なんて一切わかず、そのまま戻りのフェリーに乗ることにしました。。
フェリーからゴゾ島の写真を一枚撮りました。
この島がゆずとの別れの島となってしまいました。
気づいたら元の港に戻っていて、バスでブギッバへ。
スクエアにて、レモンとチョコミントのジェラートを注文
€1.5(=約¥195)
その後そのスクエアをぐるぐるひたすら歩く・・
結局同じジェラートの店に戻ってきて、カフェラテとドーナツを注文
何をしていても気持ちはゆずちゃん・・
二人でゆずの写真を見返してみる。
ゆずの写真は6年弱で1700枚超・・
6月にゆずに会いに一時帰国したときの写真・・
犬や猫ほど賢くなくても、私たちとゆずとの間には特別な絆があって、大切な家族でした。
再出発してゆずと別れるとき。
宿に帰って、夜は私はブログ。
健次はエビブロッコリーガーリックパスタ、ミネストローネを作る。
思考が停止して、何もできなくなってしまうので、あえて別のことに集中。
二人でゆずと出会ってから今日までの楽しい日々を思い返しながら、、ゆずに感謝の気持ちでいっぱいです。
最後にゆずのお世話をしてくれた母はじめ、三重の実家の家族にも感謝です。
◆2011年 ゆずとの出会いより
ゆずちゃん、心から有難う!
ずっとずっと大好きだよ!
明日の回からは通常の旅ブログに戻ります。
マルタ島からイタリアの南部バーリへ移動します。